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牡蠣のある静物
1620-1625年頃
オシアス・ベールト
National Gallery of Art, Washington
https://www.nga.gov/collection/art-object-page.91389.html#provenance
オシアス・ベールトは17世紀フランドル(現在のベルギーとフランスの北部やオランダの南部を含む地域)の画家です。
オシアス・ベールトは静物画のパイオニアと呼ばれており、食卓の静物画を多く描きました。
牡蠣の質感やグラスの透明感など、光の使い方が写実的で緻密に描かれています。
また、描かれた食材が比較的高価であること、牡蠣が足の早い食材であることから、贅沢とその儚さ、日本で言う盛者必衰の理に近い考えを表現しているという解釈があります。
参考文献
National Gallery of Art, Washington: https://www.nga.gov/collection/art-object-page.91389.html#overview
Still-Life Painting in Northern Europe, 1600-1800: https://www.metmuseum.org/toah/hd/nstl/hd_nstl.htm